”loin “ 8月号のおしらせ

No.2 真上から注ぐ 風がとまる 人の形はあざやかに 透きとおるままの潮をみる 真上から注ぐ 夕立がくる 8月は、大きくて遠い。 その途方もない昼の中で、途切れながら視界や匂い、話が焼きついて、あ、と思った時には夢のように季節がおわっている。 同じ窓を見て眠る。ひとときを越える。朝を起きていく。こんなわたしたちの往来をすり抜けて、星が確かにひとつずつ回っている。その様子を、内側で広げて観察する。 作るときは、いつもそうする。ここにないもののことを考えて、眺める。ここにいない人の動きや話を追いかける。繰り返すうちに箱が出来上がって、誰か

あつめた視点は 秘密基地から 遠いどこかで 受け取るあなたへ 5人で行う、月にいちどの発信です